
PowerDirectorで図形を挿入する方法を教えてください。
このような声にお応えして参考となる記事をご用意しました。
こちらの記事では動画編集ソフトPowerDirector(パワーディレクター)で図形を挿入する方法について解説します。
記事の内容を見ていただくだけでモーショントラックの使い方が分かり、素敵な動画が完成しますよ。
私はPowerDirectorでの動画編集歴8年。
PowerDirectorは初心者に使いやすい動画編集ソフトなので、モーショントラックを使う方法も比較的簡単です。
しかし、設定や使い方が若干分かりにくい箇所もあるのでぜひ参考にしてくださいね。
PowerDirectorで作れる図形の例
PowerDirectorで使える図形の一部を紹介します。
ほんの一部です。
たくさんあって紹介しきれません。

PowerDirectorで図形を挿入する5つの方法
PowerDirectorで図形を挿入する方法は以下の5つです。(項目をタップすると該当の見出しに飛びます)
以下で順番に解説します。

①PiPデザイナーを使う方法
PowerDirectorの標準機能を使うと四角い図形や枠、線などが作成できます。
以下で詳しいやり方を解説します。

- カラーボードを活用して四角い図形を挿入しよう
- カラーボードを使って四角い図形を作ります
①カラーボードをタイムラインに配置する

⇧①の「メディアルーム」から②の「カラーボード」を選択し③の好きな色を選んで④にドラッグ&ドロップで配置します。
②PiPデザイナーを開く

⇧①の「カラーボード」を選んだ状態で②の「ツール」から③の「PiPデザイナー」を開きます。
①を選択した状態でないと②のツールが表示されません。

③四角い図形を作成する
四角い図形を作るだけなら下記のように大きさを調整するだけです。

⇧右側のプレビュー画面でドラッグ&ドロップするとカラーボードの大きさを調整できます。
比較的簡単に作成できます。

- カラーボードを活用して四角い枠を作成しよう
- カラーボードを使って四角い枠を作ります
①不透明度を0%に設定する
不透明度を0%に設定することで図形を透明にします。

⇧左部「オブジェクトの設定」下の「不透明度」のバーを一番左までスライドします。
不透明度0%=透明度100%なので図形が完全に透明になります。

②図形の装飾をする
続いて図形の装飾をします。

⇧①をスライドすると「境界線」が表示されるのでチェックを入れて色や太さなどを調整します。
このように、比較的簡単に四角い枠ができました。

②マスクデザイナーを使う方法
ここからはマスクデザイナー機能を使って画像などを図形にする方法を解説します。
使う素材は前述のカラーボードでも良いですし、他の画像など何でもOKです。

- マスクデザイナーを活用して図形の形に切り抜こう
- 画像を色々な形に切り抜きます
①マスクデザイナーを開く
図形にしたい画像などをタイムラインに配置したらマスクデザイナーを開きます。

⇧①の図形にしたい画像などを選択し②の「ツール」から③の「マスクデザイナー」を選択します。
②好きな図形を選択する
切り抜く図形の種類がたくさんあるので好きなのを選びます。

⇧①から好きな図形を選択すると画像が切り抜きされます。
今回はハートの形を選びました。

③図形を反転させる
図形を反転させることもできます。

⇧①の「マスクを反転」ボタンで②のように反転できます。
比較的簡単に作成できるので便利です。

③シェイプデザイナーを使う方法
3つ目はシェイプデザイナーを使って図形を挿入する方法を解説します。
①シェイプデザイナーを選択する

⇧①の「ビデオオーバーレイルーム」から②の「シェイプデザイナー」を選択します。
シェイプデザイナーの場所が若干分かりにくいです。

②図形を選択する
シェイプデザイナーを開いたら気に入った図形を選択します。

⇧①の「プロパティ」から②を下にスライドすると③に図形が表示されるので気に入ったのを選択します。
③図形を装飾して保存する
図形を装飾したら名前を付けて保存します。

⇧①をスライドすると②で図形の装飾できます。OKを押す前に③で保存しておくと次回から簡単に呼び出せます。

⇧保存場所は①の「ビデオオーバーレイルーム」から②のカスタムを選択すると③に表示されます。
ドラッグ&ドロップでタイムラインに追加しましょう。

④スケッチアニメーションを使う方法
4つ目はスケッチアニメーションを使って図形を挿入します。
①スケッチアニメーションをタイムラインに追加する

⇧①の「ビデオオーバーレイルーム」から②の「スケッチアニメーション」を選択し③で気に入った図形を④に配置します。
14種類のスケッチアニメーションがあります。

⑤ペイントデザイナーを使う方法
最後はペイントデザイナーを使って図形を挿入する方法を解説します。
①ペイントデザイナーを開く

⇧①の「プラグイン」から②の「ペイントデザイナー」を開きます。
起動する場所がいつもと違います。

②ペイントデザイナーで図形を描く
ペイントデザイナーはフリーハンドで図形などを作成します。
⇧フリーハンドで書いた図形がそのまま動画になります。
名前を付けて保存しておくとビデオオーバーレイルームに登録されます。

PowerDirectorで図形を挿入する際によくある質問3つ
PowerDirectorで図形を挿入する際によくある質問は以下の3つです。
- 線を引くには?
- 矢印を挿入するには?
- 図形をアニメーションさせるには?
以下で順番に詳しく解説します。

①線を引くには?
PowerDirectorで線を引くには
- カラーボードを活用する
- シェイプデザイナーで作成する
の2つがあります。
それぞれ解説します。

①カラーボードで線を引く
カラーボードを活用して線を引くことができます。

⇧カラーボードを小さくすることで線になります。縦にもできます。
簡単にできます。

②シェイプデザイナーで作成する
シェイプデザイナーの中に線があります。

⇧シェイプの種類に線があるので選択しましょう。

⇧編集や装飾も簡単です。
シェイプデザイナーはかなり便利な機能ですが、サブスク版の365か買い切り版のUltimate以上でないと付いていません。

②矢印を挿入するには?
矢印を挿入するには「シェイプデザイナー」を使います。
①シェイプデザイナーを開く

⇧①の「ビデオオーバーレイルーム」から②の「シェイプデザイナー」を開きます。
②矢印を選択し保存

⇧①の好きな矢印を選択して装飾などしたら②で保存します。
③保存した矢印をタイムラインに配置する
作成した矢印をタイムラインに配置します。

⇧①の「ビデオオーバーレイルーム」から②の「カスタム」を選び③に表示された矢印を④のタイムラインに配置します。
シェイプデザイナーはかなり便利な機能ですが、サブスク版の365か買い切り版のUltimate以上でないと付いていません。

③図形をアニメーションさせるには?
図形をアニメーションさせるにはアニメーション機能やモーション機能などを使うと簡単です。
PiPデザイナーのアニメーションやモーションを選択する
PiPデザイナーではアニメーションやモーションを選択することで図形に動きを付けることができます。

⇧「アニメーション」や「モーション」を選択する。
マスクデザイナーのモーションを選択する
マスクデザイナーの場合はモーション機能を使うことでアニメーションが可能です。

⇧①の「モーション」から②の好きな動きを選択すると③に反映します。
自分でモーションを作成することもできます。

⇩画像やオブジェクトに動きを付ける方法は下記の記事で解説しています。
⇩他にもキーフレームを使うことで図形に動きを付けることができます。下記の記事で詳しく解説しています。
【まとめ】PowerDirectorで図形を挿入する方法をマスターしよう
以上、PowerDirectorで図形を挿入する方法について解説しました。
再度確認です。
- 図形を挿入するならシェイプデザイナーを使うのが一番簡単
- 矢印や吹き出しなどもシェイプデザイナーで作成できる
- スケッチアニメーションを使うといつもと違った感じを表現できる
早速、PowerDirectorで図形を挿入する方法をマスターして快適な動画編集ライフを送りましょう。
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