
PowerDirectorのキーフレームの使い方について教えてください。
このような声にお応えして参考となる記事をご用意しました。
こちらの記事ではCyberLinkの動画編集ソフトPowerDirector(パワーディレクター)の
キーフレーム
について解説します。
記事の内容を見ていただくだけでキーフレームの使用方法が分かり、素敵な動画が完成しますよ。
私は動画編集歴10年以上。
これまでに20種類以上の動画編集ソフトや動画変換ソフトを使ってきました。
PowerDirectorは初心者に使いやすい動画編集ソフトなので、キーフレームを設定するのも比較的簡単です。
しかし、設定や使い方が若干分かりにくい箇所もあるのでぜひ参考にしてくださいね。
キーフレームを使えばオブジェクト素材にも自由な動きやエフェクト効果を付けられます。

この記事で分かること
- キーフレームとは何か?
- PowerDirectorのキーフレームを使うとできること。
- キーフレームの便利な使い方。
- スマホ版PowerDirectorでキーフレームを使う方法。など
キーフレームを活用してYouTubeに素敵な動画を投稿しましょう。

動画編集の副業で月10万円を目指す方法をまとめました。多くの方が成功しています。ぜひご覧下さい。
動画編集副業の始め方3ステップ【初案件獲得までのロードマップ】
⇩PowerDirectorの基本的な使い方は下記の記事で詳しく解説していますので必要な方は先にご覧下さい。
PowerDirector365の使い方5ステップ【初心者向け・無料版も同じ】
キーフレームとはアニメーションの技術の一つ
数フレームおきに物体の形や位置の変化ポイント(キー)を指定し、その間を補完して動画を作成するアニメーションの技術のことを言います。
A地点からB地点にキーフレームを設定することでその間だけに拡大縮小や回転などの変化を加えることが可能です。
キーフレームを活用することで、素材に対してあらゆる動きを付けることが可能になります。
キーフレームを使うと自由な動きができるため、下記のようなLINE風吹き出し動画も作成可能です。
⇧吹き出しの動きはキーフレームを使わないとできません。
PowerDirectorのキーフレームの便利な使い方ベスト5
PowerDirectorのキーフレームの便利な使い方は以下の5つです。
⇧各項目をタップすると、それぞれの詳細に飛びます。
以下で順番に解説します。

①キーフレームを使ってタイトルや画像を拡大縮小する方法
キーフレームで一番便利な使い方は下記のようにタイトルクリップや画像クリップを拡大縮小できることです。
以下で詳しいやり方を解説します。

タイトルクリップをタイムラインに配置する

- ①の「タイトルルーム」を選択し、②から自分の気に入ったタイトルを選ぶ。
- タイトルクリップをドラッグ&ドロップで③のタイムラインに追加する。
配置したタイトルをダブルクリックして「タイトルデザイナー」を開きましょう。

拡大・縮小のキーフレームを表示する

- ①の文字を入力したら②を下にスライドする。
- ③の「拡大・縮小」のキーフレームを使います。
1番目のキーフレームを追加する

- ①の拡大縮小の欄にキーフレームを追加していきます。
- ②の「追加」ボタンを押すと青矢印のように、キーフレーム(赤いダイヤマーク)が追加される。
最初は拡大縮小しないのでキーフレームを追加するだけです。

2番目のキーフレームを追加して拡大する

- ①のカーソルをスライドさせ、開始点から所定の位置(今回は②の1秒後)に移動する。
- ③の追加ボタンを押すと④にキーフレームが追加される。
- ⑤をスライドすることで拡大縮小します。(今回は1.7倍に設定しました。)
元のタイトルを1秒後に1.7倍拡大する設定がこれで完了しました。

3番目のキーフレームを追加して元の大きさに設定する

- 同じように④の場所(今回は②の2秒後)にもキーフレームを追加する。
- ⑤の大きさは1倍(元の大きさと同じ)に設定しました。
2秒後は元の大きさのままになるように設定しました。

4番目以降のキーフレームを追加する

⇧前述の操作を繰り返して大きさが交互になるようにキーフレームを追加する。
別の操作方法
操作方法は色々あるので自分に合った方法を見つけましょう。

- 大きさは①を直接操作しても変更できる。
- ②のボタンでもキーフレームの追加ができる。
完成したら「再生ボタン」で確認して「OK」で確定。

⇧こんな感じになります。
拡大縮小のキーフレームは比較的使う機会が多いので覚えておくと便利です。

②キーフレームを使ってタイトルや画像の位置を変更する方法
2番目に便利なのが下記のようにタイトルクリップや画像クリップの位置を変更できることです。
⇧このように、位置の変更が自由にできます。
以下で詳しく解説します。

最初の位置キーフレームを追加する

⇧今度は①の欄に②の追加ボタンを使ってキーフレームを追加していきます。
とりあえず最初の場所(青矢印)にキーフレームを追加しましょう。

2番目の位置キーフレームを追加する

- ①のカーソルを移動する。(今回は②の1秒後)
- ③で追加すると④に位置キーフレームが表示される。
自分がタイトルを移動したい場所(今回は⑤の位置)に移動させます。

3番目の位置キーフレームを追加する

⇧前述と同じように追加して⑤の位置にタイトルを移動します。
慣れてきたらプレビュー画面のタイトルを移動するだけでキーフレームが自動的に追加されます。

位置キーフレームを繰り返し追加する

⇧前述の操作を繰り返し、位置キーフレームを再生終了時まで追加します。
完了したら「再生ボタン」で確認し、「OK」で確定。

⇧このような感じになりました。
③キーフレームを使ってタイトルや画像の回転をする方法
3つ目に便利なキーフレームの使い方は下記のようにタイトルクリップや画像クリップを回転させる方法です。
以下で詳しく解説します。

最初の回転キーフレームを追加する

- ①の回転キーフレーム欄を使います。
- ②のボタンでキーフレームを追加し、③に回転度数を入力します。
2番目の回転キーフレームを追加する

- ①のカーソルを移動する。(今回は②の5秒後)
- ③の追加ボタンで④に回転のキーフレームを追加する。
- ⑤に回転角度を入力する。
- (今回の場合は頭から④までの間にどれだけ回転させるかを入力)
- 360だと1回転
- 720だと2回転
今回は720を入力して冒頭から④までに2回転させます。

3番目の回転キーフレームを追加する

⇧最後に①に回転キーフレームを追加して②に0を入力します。
真ん中から①までの間に2回転逆回りさせます。

⇧このような感じになりました。
回転項目のイーズイン・イーズアウトにチェックを入れると緩急が付くので面白いです。

⇧イーズイン(徐々に加速)とイーズアウト(徐々に減速)を組み合わせた例。
④キーフレームを使ってタイトルや映像、画像の不透明度を操作する方法
4つ目に便利な使い方はタイトルクリップや画像クリップ、映像クリップの不透明度を活用してフェードイン・フェードアウトする方法です。
⇧キーフレームを使って映像とタイトルをフェードアウトしています。
やり方を詳しく解説します。

- キーフレーム「不透明度」を動画に使ってみよう
- キーフレームを設置して動画をフェードアウトさせる
キーフレームを選択する

- タイムラインに配置した動画クリップ①を選択し②の「キーフレーム」を選ぶ。
- ③を下にスライドすると④の「不透明度」が表示される。
デフォルトの数字は不透明度が0%=透明度100%の状態=透明になっています。

動画の冒頭に不透明度のキーフレームを追加する

- ①の追加ボタンで動画クリップの頭②の箇所にキーフレームを設置する。
- ③のスライドバーを100に設定します。
動画の冒頭は不透明度が100%=透明度0%=完全に動画が表示されている状態ができました。

動画の末尾にキーフレームを追加する

- ①のカーソルを動画の末尾に移動する。
- ②の追加ボタンで③にキーフレームを追加する。
- ④をスライドして不透明度0に設定しましょう。
動画の末尾は不透明度が0=透明度100%=完全に動画が見えない状態(透明)ができました。

⇧上記のようになれば成功です。
不透明度の数値を逆にすることでフェードインも可能です。

- 更に簡単な方法を紹介します。
- 動画ファイルの情報にある緑の線上でキーボードの「Ctrl」を押しながらクリックすることでキーフレームを追加できる。
- 追加後はドラッグ&ドロップで下まで下げると不透明度0、上まで上げると不透明度100に簡単に調整できる。
不透明度の基本的な使い方は以上です。

- キーフレーム「不透明度」をタイトルや画像に使ってみよう
- キーフレームを設置してタイトルや画像をフェードアウトさせる
ここでは不透明度のキーフレームを活用して、フェードイン・フェードアウトする方法を解説します。
タイムラインに配置したタイトルや画像をダブルクリックして「タイトルデザイナー」を開きます。

頭に不透明度のキーフレームを追加する

- ①を下にスライドして②の追加ボタンでキーフレームを追加する。
- ③を右にスライドして不透明度100%にしましょう。
末尾に不透明度のキーフレームを追加する

- ①のカーソルを末尾に移動し②の箇所にキーフレームを追加する。
- ③を左にスライドして不透明度を0%にします。
再生してフェードアウトされていれば右下の「OK」で確定。

⇧上記のように動画と一緒にフェードアウトしていれば成功です。
⇩フェードイン・フェードアウトの方法は以下の記事でも詳しく解説しています。
PowerDirectorでフェードイン・フェードアウトする方法4選
⑤キーフレームを使って音声・音楽・BGMなどの音量調整する方法
最後に紹介するキーフレームはBGMなどの音に関連したものです。
音声や音楽・BGM・効果音などの音量を調整する場合もキーフレームを使うと簡単に変更できます。
- キーフレーム「音量」を使って音を変更しよう
- キーフレームを設置して音量を自由自在に変更する。
音量のキーフレームを操作する方法を解説します。

キーフレームを選択する

- ①の音声ファイルを選択して②の「キーフレーム」を選ぶ。
- ③の箇所に音量調整の項目がある。
ベスト④までの方法と同じようにも設定できますが、簡単な方法を紹介します。

音量を調整したい範囲

⇧例えば上記の①の範囲だけ音量を上げたい場合にキーフレームを操作して調整します。
- キーボードの「Ctrl」を押しながら左クリックするとキーフレームが追加できる。
- 4か所追加したらドラッグ&ドロップで音量を上げたい部分を調整する。
このやり方が一番簡単で早いです。

⇩音量調整については下記の記事でも詳しく解説しています。
PowerDirectorでBGM・音声・効果音の音量を調整する5つの方法
【まとめ】PowerDirectorのキーフレームでよくある質問と解決法3選
PowerDirectorのキーフレームでよくある質問と解決法は以下の3つです。
⇧各項目をタップすると、それぞれの詳細に飛びます。
皆様から特に多い事項を取り上げました。
以下で順番に詳しく解説します。

①キーフレームをコピーするには?
キーフレームをコピーする方法は以下の2種類あります。
- 前と後ろのキーフレームをコピーして追加する。
- モーションパスに登録する。
以下で順番に詳しく解説します。

前と後ろのキーフレームをコピーして追加する
- 前にあるキーフレームをコピーしたい時は「前のキーフレームをコピー」
- 後ろにあるキーフレームをコピーしたい時は「次のキーフレームをコピー」
を選択するとコピーされたキーフレームが追加されます。

⇧前か後ろにキーフレームが無いとコピーできません。
簡単に使えます。

モーションパスに登録する
キーフレームを操作して作成した動きは登録しておいて簡単に呼び出すことが可能です。

- キーフレームを追加して動きを作ったら①の「モーション」から②で登録できます。
- 次回に使いたい時は③を選択するだけで呼び出せます。
ちなみに緑の線はドラッグ&ドロップで曲線にできます。


⇧直線の動きを滑らかな曲線の動きに変えられます。
②キーフレームを削除するには?
キーフレームを削除するにはキーフレーム上で右クリックして
- キーフレームの削除
- すべてのキーフレームの削除
のいずれかを選択することで削除できます。

⇧キーフレーム上で右クリックすると項目が表示されます。
③スマホ版PowerDirectorでキーフレームを追加するには?
PowerDirectorはiPhoneやAndroidなどのスマホアプリ版でもキーフレームが使えます。
スマホ版の場合、PC版と比べて凝った編集はできませんが、撮影したその場で編集できるメリットがあります。
スマホアプリ版では無料でキーフレームが使えるので、試しにダウンロードして使ってみるのがおすすめです。
スマホの無料版は
- 出力できる画質に制限がかかる(4Kが不可)
- 出力した動画にPowerDirectorのロゴが入る
ので注意しましょう。
スマホアプリ版PowerDirectorのサイトからダウンロード・インストールできます。
PowerDirectorのスマホアプリ版(iPhone・Android)のキーフレームの使い方をまとめました。
順番に解説します。


⇧スマホ版を立ち上げ「新規プロジェクト」を選択する。

- ①の「プロジェクト名」を付ける。
- ②の「縦横比」を選択する。
一般的な16:9で解説します。

編集画面です。

- デフォルトは縦画面ですが横画面にも変更できる。
- 横画面で編集したい人は左上の矢印から設定できますので変更しましょう。

⇧①の・・・マークから②設定で変更できる。

- 自動回転または横画面が編集しやすいです。
- 設定したらホーム画面に戻ります。

- ①のスマホ内に入っている編集したい画像を選び、1回選択すると+ボタンが出る。
- もう一度タップすると②のタイムラインに配置される。
スマホ版PowerDirectorにもたくさんのテンプレートがあります。


- タイムラインに追加した①の画像を長押し後、ドラッグ&ドロップで②の場所へ移動する。
- ③の編集ボタンを選ぶ。

- 編集項目の一覧が出るので右にスライド。
- 「変形キーフレーム」を選択する。
他にもエフェクトやアニメーションなど、必要に応じて画像に視覚効果を追加できます。

⇧キーフレームを追加することで画像に動きをつけられます。
今回は左から右に移動していく動きをつけました。

以下は動画の出力方法です。


⇧右上①の「出力」ボタンをタップする。

- ①の画質を選ぶ。
- ②で出力できます。
⇩有料版への移行が要求されますが、とりあえず無料版で出力するので①を選択します。


⇧②を選択すると無料体験経過後、有料版へ自動的に移行する。
有料版を購入すると出力した動画にPowerDirectorのロゴが表示されません。
また、4K画質への出力も可能になります。


⇧高画質なほど出力に時間がかかります。
出力した動画にPowerDirectorのロゴが入りますが、無料版でもかなりの機能が使えます。

【まとめ】PowerDirectorのキーフレームの使い方をマスターして素敵な動画を作ろう
以上、PowerDirectorのキーフレームの使い方について解説しました。
再度確認です。
- キーフレームを使うと動画や画像、タイトルなどを拡大縮小できる。
- キーフレームを使うと動画や画像、タイトルなどを回転できる。
- キーフレームを使うと動画や画像、タイトルなどの位置を変更できる。
- キーフレームを使うと音声の編集が簡単にできる。
- キーフレームを使うと素材に様々な動きや特殊効果を付けられる。
早速、PowerDirectorのキーフレームをマスターして快適な動画編集ライフを送りましょう。
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