
PowerDirectorでサムネイル画像を作る方法について教えてください。
このような声にお応えして参考となる記事をご用意しました。
こちらの記事ではCyberLinkの動画編集ソフトPowerDirector(パワーディレクター)を使ってサムネイル画像を作る方法を解説します。
記事の内容を実践していただくだけで簡単にサムネイル画像が作れ
- YouTubeのサムネイル
- ブログのアイキャッチ
などに活用できますよ。
私はPowerDirectorでの動画編集歴8年。
PowerDirectorは初心者に使いやすい動画編集ソフトなので、サムネイル画像を作る方法も比較的簡単です。
しかし、細かい設定や使い方が分かりにくい箇所も若干あるのでぜひ参考にしてくださいね。
※PowerDirector365を始めとして全ての製品でサムネイル画像は作成可能です。
⇩PowerDirectorで音声編集など、基本的な操作については下記のコンテンツで詳しく解説していますので必要な人は先にお読みください。
この記事で分かること
- PowerDirectorでサムネイル画像を作る方法。
- YouTube投稿用やブログ投稿用のサムネイルを作る方法。
- 無料でサムネイル画像を作る方法。
- メニュー付きDVDのサムネイルを設定する方法。など
⇩これからPowerDirectorで動画編集を始めようか検討している人は、下記を参考にしてください。
サムネイルについて
サムネイルとは、英語で「thumbnail」と書き、直訳すると「親指の爪」を意味します。
親指(thumb)の爪(nail)くらい小さなサイズの画像という意味で、オリジナルのデータを開かずにその内容・中身を確認できるため
- YouTube
- ブログ
- 各種プレビュー
など、表紙やアイキャッチに使われています。
サムネイルは、
- 大きいサイズの画像を掲載するより読み込みに時間がかからないので負担も少ない
- 同時に多くのファイルデータを一覧化できる
などのメリットがあるため、色々なサイトで活用されている、便利な縮小見本です。
動画編集ソフトPowerDirectorでサムネイル作成・設定する3ステップ
PowerDirectorでサムネイル画像を作る3ステップは以下の通りです。
- サムネイル用の動画や画像・テンプレートなどを準備する
- 動画編集ソフトPowerDirectorでサムネイル画像用に加工・編集する
- 動画編集ソフトPowerDirectorでサムネイル画像として出力する
以下で順番に詳しく解説します。

①サムネイル用の動画や画像・テンプレートなどを準備する
サムネイル用の動画や画像・写真などを準備します。
PowerDirectorでは
- 動画の決定的瞬間を編集してサムネイル画像として書き出す
- 画像を編集してサムネイルとして書き出す
ことが可能で、手順は全く同じです。
ゲームなどの画面も取り込めば、サムネイルにできます。

PowerDirectorは、ほとんどの動画や画像形式に対応しています。詳しく確認したい場合はこちらを参考にしてください。
⇧今回は上記の動画からサムネイル画像を作ります。
順番に解説します。

②動画編集ソフトPowerDirectorでサムネイル画像用に加工・編集する
動画や画像が準備できたらPowerDirectorを起動しましょう。
動画を読み込み、タイムラインに配置します。


- ①の「メディアルーム」から②の「メディアファイルの読み込み」を選択し、サムネイルにしたい動画を選択する。
- ③のようにルーム内に表示されるのでタイムライン上の④に配置します。
続いてサムネイル画像にしたい動画の決定的瞬間を探します。


⇧カーソルをスライドさせ、サムネイル画像にしたい動画のシーンを決める。
右上のプレビュー画面に表示されるのを確認しながら止めます。


- ⇧決めたら①の動画の上で右クリックし②の「動画の編集」から③の「フリーズフレーム」を選択する。
決定的瞬間を画像ファイルに出力できます。
エフェクトがかかった動画も可能です。


- 続いて①から好きな素材を選びタイムラインに配置する。
- 今回は①の「タイトルルーム」から②の「タイトル」を③に配置します。
タイムラインに配置したら③のタイトルをダブルクリックしてタイトルデザイナーを開きます。


⇧①のタイトルの文字を編集して②で装飾します。③で確定。
⇩文字の編集やフォントのカスタムについては下記の記事で詳しく解説していますのでご覧下さい。
③動画編集ソフトPowerDirectorでサムネイル画像として出力する
完成したら画像ファイルとして出力します。

⇧プレビュー画面の下部①のカメラマークで②のプレビュー画面に映っている映像を画像として保存できます。

⇧完成したサムネイル画像。
おいしそうですね。

YouTube用サムネイルの作り方と設定方法
前述で作成したサムネイル画像はそのままYouTubeでも使えます。
なぜかというとYouTubeが推奨しているサムネイル画像サイズとほぼ同じだからです。
YouTubeが推奨している画像サイズとPowerDirectorで出力した画像サイズは以下の通りです。
タイトル | YouTube | PowerDirector |
解像度 | 1280×720 | 1920×720 |
ファイルサイズ | 2M以下 | 約0.2M |
ファイル形式 | JPG PNG GMP GIF | JPG |
縦横比 | 16:9 | 16:9 |
⇧解像度に関しては1920×1080でもYouTubeで使えるので問題ありません。
どうしても気になる方は下記の方法で解像度を下げましょう。

こちらからsquooshというアプリに移動します。

⇧①を選択して画像を読み込むか、ドラッグ&ドロップで読み込みます。
パソコンにインストールしなくても使えるので便利なソフトです。
翻訳機能がオンになっていると表示がおかしくなるので切りましょう。


- 画像を読み込んだら①のリサイズを選択すると②が出現します。
- ②に1280と720を入力して③でパソコンにダウンロードします。
④の左側が元の解像度で右側が変更後の解像度です。
矢印をスライドすれば全体が確認できます。


⇧YouTubeを開き①からサムネイル画像をアップロードしたら完成です。
PowerDirectorでMP4動画のサムネイルを設定・変更する方法
PowerDirectorを始め、動画編集ソフトで出力したMP4動画のサムネイル画像は変更できません。
動画データとサムネイルデータが一緒になって出力されるようです。

⇧上記のようにMP4動画のサムネイルは自動的に決まります。
PowerDirectorや他の動画編集ソフト(Premiere Proなど)でも変更や設定はできません。

MP4動画のサムネイルを変更できるソフトが無いか探しました。
意外と無かったです。

「Media Preview Configuration」というフリーソフトでMP4動画のサムネイルが変更できたので紹介します。

⇧上記からダウンロードします。

⇧Google Chromeの場合は①に表示されるので開いてインストールします。

⇧①から言語を選びます。
Englishがおすすめです。


⇧そのまま①の次へ。

⇧①の同意するにチェックを入れて②次へを選択。
同意しないと先へは進めません。


⇧そのまま①次へを選択。

⇧①のインストールを選択。

⇧①の完了を選択。

⇧①の「Select All」にチェックを入れ②を選択し③の「Settings」タブを選択します。

⇧①の「カスタマイズ」にチェックを入れ②のスライドを調整します。
サムネイルの設定
①例えばMP4動画のサムネイルを動画の始めの映像にしたい場合はBeginningにスライドする
②動画の最後をサムネイルに設定したい場合はEndにスライドする
映像を見ながら設定できないのが不便です。

⇧試しに上の映像のサムネイルを変更してみます。
①の「Testing and Cache」タブを選択します。

⇩②の場所に動画をドラッグ&ドロップします。

⇧先程のスライドを「End」に合わせて映像の最後をサムネイルに変更しました。
②が変更前のサムネイル、③が変更後です。
使い方が少し難しいですが色々試してみて下さい。


⇧このように、フリーソフトを使えばサムネイルを変更できます。
スマホ版PowerDirector(無料版)サムネイルを作る方法
スマホ版PowerDirectorでは有料版・無料版問わずサムネイル画像を出力する機能はありません。
スマホでサムネイル画像を作るならCanvaがおすすめです。(無料で使える)

⇧Google Playからインストールしましょう。

⇧①の+ボタンから進みます。
アカウントを作っていない方は作成しましょう。
パソコン版のCanvaと共通で使えます。


⇧用途はたくさん選択できます。
今回はYouTube用のサムネイルを作ります。


⇧作りたいサムネイル画像のジャンルを選択し、画像を選びます。
今回はパソコン関係の画像を作ります。


⇧①の画像を選択すると②にツールが表示されるので編集します。
完成したら③で出力しましょう。


⇧YouTubeを起動し、自分の動画の①から②の編集を選択します。

⇧①の鉛筆マークからサムネイルを変更できます。
動画編集ソフトPowerDirectorでチャプターサムネイルを設定する方法
PowerDirectorでチャプター付きDVDを作成する場合に、サムネイルを設定できる機能があります。

- タイムラインの①のカーソルを移動するか、プレビュー再生しながらサムネイルにしたい動画の箇所を決める。
- ②の「現在のフレームをチャプターサムネイルとして設定する」を選ぶと右上のプレビュー画面がサムネイルとして設定される。
- ③のチャプターサムネイルが変更できる。
タイムライン上の動画からしかサムネイルに設定できないのが欠点です。

タイトルチャプターメニューでサムネイル&テキストを設定する方法
前述で設定したチャプターサムネイルをDVDチャプターメニューに反映したい場合は下記の設定が必要です。

- タイトルチャプターメニューを選択する。
- サムネイル&テキストを選択する。
- ③にサムネイルとテキストが表示される。
⇩チャプター付きDVDの作成やサムネイルの詳しい設定は下記の記事で解説しています。
【まとめ】PowerDirectorで素敵なサムネイル画像を作成しよう
以上、PowerDirectorでサムネイルを作成する3ステップについて解説しました。
再度確認です。
- PowerDirectorでサムネイル画像を作るのは簡単
- PowerDirectorで作ったサムネイルはそのままYouTubeに使える
- MP4動画のサムネイルは基本的に変更できない
- PowerDirectorではチャプターサムネイルメニュー付きDVDを作成できる
- PowerDirectorのメニュー付きDVDではサムネイルとテキストを同時に表示できる
早速、PowerDirectorでサムネイル画像を作ってYouTubeやブログにアップロードしましょう。
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