スマホ版「CapCut」は危険性の高い動画編集アプリでしょうか?
安全に使う方法を教えてください。
このような声にお応えして参考となる記事をご用意しました。
こちらの記事ではByteDance社の動画編集アプリ「CapCut(キャップカット)」の危険性について解説します。
記事の内容を見ていただくだけで安心して動画編集を始めることができますよ。
私はパソコン歴25年以上+動画編集歴10年以上。
これまでに30種類以上の動画編集ソフトや動画編集アプリを使ってきました。
結論から言うと「CapCut」は安全性が高い動画編集アプリです。
でも、危険性が高いと勘違いされる場合もあるので、ぜひ参考にしてくださいね。
TikTokと同じ「ByteDance」という会社が運営しています。
この記事で分かること
- CapCutの危険性について
- CapCutの危険性が高いと言われる理由
- CapCutを安全に使う方法
⇩動画編集初心者には操作が簡単でサポートが手厚い「PowerDirector」がおすすめです。
CapCutは危険性が低く安全性が高い動画編集アプリ
⇧出典:ByteDance
会社名 | ByteDance |
本社 | 中国・北京 |
設立 | 2012年 |
日本支社 代表 | 代表取締役社長 佐藤陽一 |
日本支社 住所 | 〒150-8510 東京都渋谷区渋谷 2-21-1 |
システム対応 | Android・iphone |
サポート 対応 | メール capcut.support@bytedance.com |
公式サイト | CapCut |
CapCutにはWindows版やMac版もありますが、ここでは主にAndroid版・iphone版での解説をします。
CapCutを開発しているByteDance社は、中国・北京に本社を置くテクノロジー企業。
- 常に起業家精神を維持する
- リソースや過去の実績に頼らない
- 次々と新たな可能性を切り拓く
をモットーにイノベーション(新しい価値を生み出す)を起こしつづけています。
CapCut以外にも以下のアプリを提供しています。
TikTokはグーグルのYouTubeを超える勢いで普及しています。
CapCutは安全性の高い動画編集アプリなので世界中で5億人以上のユーザーがダウンロードして使っています。
- 完全無料で使える
- アカウント登録しなくても基本的な編集は可能
- 出力した動画にロゴが入らない
など、初心者が動画編集アプリを導入するハードルが低いのが特徴で多くの方に愛用されています。
誰でもすぐに動画編集を始めることができます。
しかしながら、「CapCut」で検索すると
- 個人情報が漏れる
- 動画が他人に勝手に使われる
- 勝手に公開される
などの危険性をあおる声が多いことから、今回独自に調査した内容を記事にしました。
こちらの情報を理解していただいた上で利用いただけますとトラブルにならないです。
CapCutの危険性が高いと勘違いされる理由7選
CapCutの危険性が高いと勘違いされる理由は以下の7つです。
⇧各項目をタップすると、それぞれの詳細に飛びます。
以下で順番にそれぞれ解説します。
①メーカーが中国だから
メーカーが中国というだけで危険性が高いというイメージを持つ方が多いです。
日本人の中国に対する印象が悪いのが原因のようです。
- 今までの日中関係に問題がある?
- 原発処理の日本の対応にかなりの非難が来たのが原因?
など、憶測も交えた内容が中国へのイメージを悪くしているようです。
事実、2023年に実施された日本人の中国に対する世論では過去2番目の高さでした。
このように、日本人の中国に対するイメージが悪いのが危険性が高いと勘違いされる理由の一つと言えます。
人によっては中国の製品は絶対に使いたくない人もいますが、今はほとんどの製品は中国の工場で作られているので、知らないうちに中国の製品を使っているのが現実です。中国製を使わずに生活するのは難しいでしょう。
私は普段「CapCut」を含めて以下のソフトなども愛用していますが、中国を始めとした海外のソフトばかりです。
- Wondershareの動画編集ソフト「Filmora」(中国)
- Wondershareの画面録画ソフト「Democreator」(中国)
- Wondershareの動画変換ソフト「UniConverter」(中国)
- WondershareのDVD作成ソフト「DVD Memory」(中国)
- HitPawの動画変換ソフト「HitPaw Video Converter」(中国)
- Digiarty Softwareの動画変換ソフト「VideoProc Converter」(中国)
- CyberLinkの動画編集ソフト「PowerDirector」(台湾)
- Aiseesoftの動画変換ソフト「究極」(香港)
- PearlMountainの動画編集ソフト「FlexClip」(香港)※FlexClipはスマホでは開けません
- EaseUS Softwareの動画編集ソフト「EaseUS Video Editor」(中国)
いずれのソフトも危険性を心配して使わない人もいますが、私の場合、今のところ全く問題ありません。
10年以上使っているソフトもありますが、
- ウィルスに感染した
- 不正請求があった
- 個人情報が流出した
などのトラブルは一度もありませんでした。
物事に100%はありませんが、基本的には危険性は低いと言えます。
ソフトウェアを使う以上、リスクはつきものであることも認識したうえで使いましょう。
②動画をCapCutのサーバーにアップしないと使えない機能があるから
CapCutは危険性が高いと勘違いされます。
なぜなら機能によっては動画をCapCutのサーバーにアップしないと使えない場合があるからです。
例えば動画にエフェクトを適用する手順において以下のような画面が出ます。
- 動画にエフェクトをかけようとする
- 「CapCutがあなたのメディアを当社のサーバーにアップロードしてエフェクトを適用できるようにします」と表示が出る
- 「許可する」を選択する
一度CapCutのサーバーに動画をアップした状態でないと処理されないため許可しないと機能が使えません。(初回のみ)
- 動画が世界中に公開されるのではないか?
- 個人情報が盗まれる?
という心配される方もいますが、エフェクト処理が終わればサーバーから動画は削除されるので問題ありません。
このように、機能によっては動画をCapCutのサーバーにアップしないと使えない場合があるからCapCutは危険性が高いと思われています。
動画が流出するような管理のできない会社だったらとっくに倒産しているでしょう。
CapCutはその点安心して使えます。
③個人情報をたくさん収集されるから
お客様が提供する情報
CapCutプライバシーポリシー
- 登録。お客様は、本サービスに登録する際に、お客様の生年月日および性別(該当する場合)、お客様の電子メールアドレスおよびお客様のCapCutアカウント用に設定したパスワード、他のソーシャルネットワークサービス上のアカウント(該当する場合)、ならびにお客様のユーザープロフィール内で開示するその他の情報を含む情報を当社に提供します。
CapCutはCapCutは危険性が高いと勘違いされます。
なぜなら個人情報がたくさん収集されるからです。
- メールアドレス
- 電話番号
- 身分証明書
など、使い方によっては登録した個人情報を収集されるので心配する声が多いのは事実です。
しかし、個人情報に関してはCapCutに限らずどこの企業でも収集+管理しているのが通常です。
CapCutはプライバシーポリシーに明確にしている分、親切なメーカーと言えます。
基本的には大丈夫ですが、100%絶対ということはありません。
実際に個人情報が流出したケースはあります。
ある程度のリスクがあることを理解した上で利用しましょう。
④動画を投稿すると他人に使われる可能性があるから
お客様は、本サービスの他のユーザーが、お客様が本サービスを介してアップロードまたはその他提供するユーザーコンテンツの全部または一部を抽出して作成する可能性があることを了承します。
CapCutサービス規約
CapCutは危険性が高いと勘違いされます。
なぜならCapCutで作成した動画を投稿すると他人に使われる可能性があるからです。
CapCutで作成した動画をTikTokなどに投稿した時点で動画の一部または全部を他人に使われても問題ないことに了承しています。
なので投稿した動画を第3者に使われても文句は言えません。
このように、CapCutで作成して投稿した動画が他人に使われる可能性があることが危険性が高い理由の一つとも言えます。
完全無料+ロゴ無しで使えるのである程度は仕方ないです。
⑤動画を投稿すると権利を放棄することになるから
ユーザーコンテンツを本サービスにまたはそれを介して投稿することで、お客様は当該ユーザーコンテンツが関係するマーケティングまたは販促資料の事前審査や承認の権利を放棄します。お客様はまた、(適用法で許容される範囲で)お客様のユーザーコンテンツまたはその一部に関連するあらゆる一切のプライバシー権、パブリシティ権その他類似の性質の権利を放棄します。お客様は、ここに、お客様が本サービスを介してアップロードその他提供するユーザーコンテンツについて有するあらゆる一切の人格権を(適用法で許容される範囲で)放棄し、当該人格権を一切主張しないこと、または当該人格権に基づく法的手続を一切支援、維持もしくは許可しないことに同意します。
CapCutサービス規約
CapCutは危険性が高いと勘違いされます。
なぜならCapCutで作成した動画を投稿するとその動画に関する全ての権利がCapCutの会社:ByteDanceのものになるからです。
作成した動画を投稿した時点で著作権や所有権はCapCutに移り、勝手に使われても文句は言えません。
このように、CapCutで作成した動画を投稿した時点で動画に関する全ての権利がByteDanceに移るのが危険性が高いと言われる理由の一つです。
無料で使わさせていただいているので仕方ないです。
⑥BGMが著作権フリーでは無いから
本規約で明示的に規定されている場合を除き、本サービスからまたはそれを介して利用可能な録音物およびそれに含まれる音楽著作物に関する権利は、一切使用許諾されていません。
CapCutサービス規約
CapCutは危険性が高いと勘違いされます。
なぜならCapCut内で提供されている音源が著作権フリーではないからです。
アプリ内で用意されている音楽などはCapCutの会社:ByteDanceに著作権があります。
CapCutの音源を使用した動画をYouTubeなどアップして広告収入を得るなどの行為は著作権を侵害していると判断される場合があります。
動画編集ソフトのほとんどが著作権フリーではないです。
なのでCapCutに限った話では無いです。
⇩著作権フリーのBGMや効果音に関しては以下の記事で詳しく解説していますのでご覧下さい。
動画編集フリー音源・BGMサイトおすすめ人気ランキングTOP10
⑦商用利用できないから
本規約に従うことを条件として、お客様はここに、本サービスにアクセスし、それを利用し(許容されるデバイスに本プラットフォームをダウンロードすることを含みます)、本サービスの利用を通じてかつ本規約のみに従い個人的かつ非営利的な用途に限り当社コンテンツにアクセスする非独占的、限定的、譲渡禁止、再許諾禁止、取消可能な使用許諾を付与されます。当社は、本サービスや当社コンテンツに関してここに明示的に付与されていないすべての権利を留保します。お客様は、当社がいかなる時にも理由の種類または有無を問わず本使用許諾を解除できることを確認し、これに同意します。
CapCutサービス規約
CapCutは危険性が高いと勘違いされます。
なぜならCapCutで作成した動画は商用利用できないからです。
具体的な商用利用としては以下のような使い方ができません。
- CapCutで作成した動画をホームページやブログで販売する
- CapCutで作成した動画をYouTubeなどに投稿して広告収入を得る
このように、CapCutは商用利用できないことが危険性が高い理由とされています。
完全無料で使えるので商用利用できないのは当然と言えば当然です。
他の動画編集ソフトでも無料の場合は商用利用できません。
CapCutの危険性や注意点が理解できたらダウンロードしよう
ここまでCapCutの危険性や注意点を解説しました。
以下の点を十分理解したらCapCutをダウンロードして使ってみましょう。
- CapCutはソフトウェアである以上多少のリスクはある
- 機能によってはCapCutのサーバーに一旦アップロードされるが基本的には問題ない
- CapCutを使うにあたって個人情報が収集されるが基本的には問題ない
- CapCutで作成した動画を投稿すると他人に使われる可能性がある
- CapCutで作成した動画を投稿すると動画に関する全ての権利がCapCutのものになる
- CapCutで使えるBGMはCapCutに著作権があるので商用利用はできない
- CapCutで作成した動画を販売したり広告収益化はできない
ここまでの記事を読んで、それでも不安な人はダウンロードするのはやめましょう。
CapCutの危険性に関してよくある質問と解決法7選
CapCutの危険性に関してよくある質問と解決法は以下の通りです。
⇧各項目をタップすると、それぞれの詳細に飛びます。
皆様から特に質問が多い事項を取り上げました。順番に解説します。
①CapCutで作成した動画は他人に見られるの?
CapCutで動画を出力しただけで動画を他人に見られることはありません。
- 動画をYouTubeに投稿する
- 動画をTikTokに投稿する
など、各種SNSなどにアップロードすると他人が見ることができます。
CapCutで編集した動画をアップロードすると誰でも見れるようになるので気を付けましょう。
②CapCutで作成した動画は勝手に公開されるの?
CapCutで作成した動画は勝手に公開されることはありません。
CapCutで編集した動画を出力(エクスポート)しただけでは公開されませんので安心してください。
③CapCutを使ってしまったけど大丈夫?
全く問題ないです。
動画を出力しただけでは公開されることはありません。
④CapCutが危ないのはデマなの?
CapCutは危ないという意見が多いです。なぜなら
- 作成した動画をアップロード(投稿・公開)すると第3者に使われる
- 作成した動画の権利がCapCutの所有になる
というのが一番の理由です。CapCutは
- 完全無料で使える
- 出力した動画にロゴが入らない
というかなりサービスの良い内容になっているため
- 一定の制限を設けている
- 万が一CapCutが訴えられた場合の防衛策として作成した動画の権利がCapCutの所有になるという仕様にしている
などの対策をしています。
このように、CapCutが危険というのは誤解やデマなので正しい知識を理解した上で使いましょう。
⑤CapCutを使うと住所がバレルの?
CapCutを使っただけで住所がバレることはありません。
例えばCapCutを使って編集した動画で
- 動画の中に運転免許証を撮影したものをYouTubeに投稿した
- 動画の中に健康保険証を撮影したものをTikTokに投稿した
など、個人情報が分かる行為をした場合は住所がバレます。
通常の使い方をしていて住所がバレることはあり得ません。
⑥CapCutを非公開にする方法は?
CapCutは基本的に非公開の設定になっています。
動画を公開したいときは出力した後に改めてシェアする必要があります。
⑦CapCutは危険性が高いと知恵袋に出ています
ネットの情報だけをうのみにする方が危険性が高いです。
CapCutの
などをよく読んで理解した上で利用するようにしましょう。
不明な点があれば個別にサポート(capcut.support@bytedance.com)へ問い合わせることをおすすめします。
⇩起動画面の右上「歯車」からサービス規約やプライバシーポリシーが確認できる。
サービス規約やプライバシーポリシーを確認する。
CapCutは危険性の低い動画編集アプリなのでダウンロードして使ってみよう
CapCutの危険性や注意点について理解できたらダウンロード・インストールして使ってみましょう。
- 動画の不要部分を削除する「カット編集」
- 動画に文字を入れる「テロップ挿入」
- BGMや効果音の挿入
- 簡単なエフェクト挿入
- フルHD(1920×1080画素)での動画の出力
など、基本的な動画編集だけならメールアドレスやパスワードなどを入力しなくても使えます。
【まとめ】CapCutは危険性が低い動画編集アプリなので使ってみよう
CapCutの危険性について解説しました。再度確認です。
- CapCutは危険性の低い動画編集アプリなので安心して使える
- CapCutは完全無料で使えるため色々な制限がる
- ソフトウェアである以上100%安全ということは無いので自己責任で使うのがおすすめ
早速CapCutをダウンロード・インストールして使ってみよう。
⇩動画編集初心者には操作が簡単でサポートが手厚い「PowerDirector」がおすすめです。
⇩初心者におすすめの動画編集ソフトは以下の記事で詳しく解説していますのでご覧下さい。
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動画編集の副業の始め方は以下でも解説しています。