
動画編集初心者です。PowerDirectorでモザイクやぼかしを入れる方法が知りたいです。
このような声にお応えして参考となる記事をご用意しました。
こちらの記事ではPowerDirector(パワーディレクター)で
モザイクやぼかしを入れる・追従させる方法
を解説しています。
記事の内容を実践していただくだけでモザイクやぼかしを入れる方法が分かり、安心して動画を公開できますよ。
私は動画編集歴10年以上。
これまでに20種類以上の動画編集ソフトや動画変換ソフトを使ってきました。
パワーディレクターは初心者に使いやすい動画編集ソフトなので、モザイクやぼかしを入れるやり方も比較的簡単です。
しかし、細かい設定が分かりにくい箇所もあるのでぜひ参考にしてくださいね。
この記事で分かること
- PowerDirectorでモザイクやぼかしを動画の一部に入れる方法。
- モザイクやぼかしを追従させる方法。
- 音声にモザイクをかけたい場合。など
動画編集の副業で月10万円を目指す方法をまとめました。多くの方が成功しています。ぜひご覧下さい。
動画編集副業の始め方3ステップ【初案件獲得までのロードマップ】
PowerDirectorで使えるモザイク・ぼかしを入れる機能3つ

※PowerDirector365の最新版(バージョン21)で解説しています。
旧バージョンと画面が若干異なる場合がありますが、基本的な操作は同じです。
近年はスマホやドローンなど誰でも簡単に撮影・録画が可能な時代になりました。
そのため常に気を付けていても意図しない録画映像が映りこんでいることがあります。
PCで作成した動画をYouTube配信したいけれど背景に個人情報が映っているため公開できない場合も多いです。
そんな時にモザイクやぼかしの機能は役に立ちます。
モザイクやぼかしを入れる機能をマスターして快適な動画編集ライフを楽しみましょう。
⇩動画でも解説しています。最初に見ていただくと理解が早まります。3分程度にまとめたのでぜひご覧ください。
⇩モザイクやぼかしを動画の一部に入れる方法です。
PowerDirectorで使えるモザイクやぼかしの機能は以下の3つです。
以下で順番に詳しく解説します。

⇩PowerDirectorの基本的な使い方は以下の記事で詳しく解説していますので必要な方は先にご覧下さい。
PowerDirector365の使い方を5つのステップで解説する【初心者向け】
①モザイクを動画の一部に入れる
通常の状態

PowerDirectorのモザイク機能を使った時の様子です。

テキストやテンプレートにもモザイクやぼかしを適用できます。

モザイクやぼかしは一部にだけ入れることもできます。

②ぼかしを動画の一部に入れる
同じくぼかし機能を使った時の様子です。モザイクよりも若干優しい感じがします。

ぼかしの場合は周りの背景にだけ入れることもできます。モザイク機能ではできません。

③モザイクやぼかしを追従(モーショントラック)させる
モザイクが動画に追従しています。ぼかしも追従させることができます。

モザイクやぼかしを追従させる3つのステップ
ここからは使う頻度が一番多いモザイクやぼかしを追従させる方法を3つのステップで解説します。
⇧各項目をタップすると、それぞれの詳細に飛びます。
以下で順番に詳しく解説します。

①モザイクやぼかしを追従させる範囲を選択しトラックする
PowerDirectorを立ち上げ、動画をタイムラインに配置します。

- ①の動画を選択する(灰色から青い状態にする)
- ②の「ツールバー」から③の「モーショントラック」をクリック。
モザイクやぼかし機能に限らず、PowerDirector全般の操作では動画が選択されて青い状態になっていないとツールバーが表示されません。

モザイクの設定をします。

- ①と②のスライダーを左右に動かしモザイクを入れたい動画の範囲を決める。
- ③のモザイクを追従させたい箇所の範囲をドラッグ&ドロップで調整。
- ④の「AI技術」を使ったトラッキングが選択されていることを確認。
- ⑤の「トラックボタン」を選択。今回は、顔だけにモザイクを入れます。
AI技術を選択することで高精度にトラックできます。

②追従するモザイクやぼかしを設定する
続いて追従するモザイクを設定します。

- ①のモザイクを入れる動画の範囲内を選択し②の「エフェクト」のマークをクリック。
- ③のモザイクの範囲(青色)をトラック(白色)に合わせる。
- ④最後にモザイクの詳細を設定します。
⇩③のモザイク範囲は下記のように合わせます。

⇩④のモザイク詳細設定。

⇧モザイクだけでなく、ぼかしなども選択できます。
グリッドはモザイクの強度のことです。

フレーム単位でモザイクやぼかしを設定できます。


- 【トラックオブジェクトに合わせてエフェクトサイズを調整】にチェックを入れる。
- 被写体の大きさに合わせてモザイクが自動的に変わるので便利。
チェックを入れることをおすすめします。

チェックを入れない場合は被写体が大きくなってもモザイクは小さいままなので顔が隠れません。

⇩チェックを入れると被写体が大きくなるにつれモザイクの大きさも自動的に大きくなります。

③モザイクを調整する
最後に①で再生してみてモザイクが適用されているか確認しましょう。
モザイクの表示領域が足りない部分は手動で調整します。

- ②のカーソルを動かしモザイクの領域がイマイチな箇所に移動する。
- ③の青枠の範囲を調整する。
⇩モザイクがかかるように青枠の範囲を調整。

最後はどうしても細かい箇所を手動でチェックする必要があります。

複数のモザイクやぼかしを入れたい場合
同じ画面で複数のモザイクを入れたい場合の手順です。

- 一つ目のモザイクが完了したら①の「トラッカーの追加」ボタンを選択する。
- ②のトラックが生成されるので③でトラックする。
あとは前述と同じ手順です。

設定したモザイクやぼかしを削除したい
追従設定したモザイクやぼかしを削除したい場合の手順です。

- ①のモザイク設定した動画の左下にはアイコンが付けられるので矢印を合わせる。
- ②でモザイクが選択できる。
- ③にモザイクにチェックが入っていることを確認。
- ④の「マイナスボタン」で削除できます。
削除の方法は若干分かりにくいと感じました。

モザイクを動画の一部に入れる3ステップ
モザイクを動画の一部に入れる手順は以下の通りです。
⇧各項目をタップすると、それぞれの詳細に飛びます。
以下で順番に詳しく解説します。

①エフェクトルームを開きモザイクを設置する
モザイクを入れたい動画をタイムラインに設置したら①エフェクトルームを開きます。

- ②の「スタイルエフェクト」から③の「スタイル」を選択。
- ④を下にスライドし⑤の「モザイク」を選ぶ。
- ⑥の「ハート」をクリックすることで次回からは⑦の「お気に入り」から選べるので便利です。
②モザイクを挿入して表示する範囲を決める
モザイクをドラッグ&ドロップで動画の下に配置します。


- 下記のように「エフェクトトラック」が無いとモザイクが配置できません。
- その場合は右クリック⇨「トラックの追加」を選択します。
トラックマネージャーが起動します。

- 今回はエフェクトトラックのみ追加するので①と②は0を入力。
- ③に1を入力して④は「トラック2の上」を選ぶ。
この要領で他のトラックが足りない場合も追加できるので覚えておくと便利です。


- モザイクを表示する範囲(時間)を調整する。
- 素材の端にカーソルを持っていくと⇦⇨に変化するのでそのままドラッグ&ドロップで簡単に調整できる。
この技は動画編集で良く使うので覚えておくと便利です。


- 時間指定で調整したい場合は①のモザイクを選択する。
- ②の「時計ボタン」をクリック。
- ③に時間を直接入力し④OKで変更。
③モザイクを設定する
最後にモザイクを設定します。

⇧①の「モザイク」をダブルクリックすると②に詳細な項目が出ます。
⇩モザイク強度5の場合

⇩モザイク強度最大の場合

⇩モザイクの形【円】の場合


⇧①の「修正」ボタンをダブルクリックするとモザイクの大きさを変更できる。
ぼかしを動画の一部に入れる3ステップ
ぼかしを動画の一部へ入れる手順はモザイクとほぼ同じです。
⇧各項目をタップすると、それぞれの詳細に飛びます。
以下で順番に詳しく解説します。

①エフェクトルームを開く
⇩ぼかしを入れたい動画をタイムラインに設置したら①のエフェクトルームを開きます。

- ②の「スタイルエフェクト」から③の「スタイル」を選択。
- ④を下にスライドし⑤の「ぼかし」を選ぶ。
⇧⑥のハートをクリックすることで⑦次回からは「お気に入り」から選べられるので便利です。


⇧ぼかしにもいくつか種類があります。細かいノイズ機能は透過性が高くおすすめです。
モザイクやぼかしに限らず表示されているエフェクトはPCにダウンロードされていない状態のものもあります。
左クリックするとダウンロードが始まり、使えるまで若干のタイムラグがあります。

⇩普通のぼかし。強度が弱くてもほぼ分からないくらい。

⇩ガウス状のぼかし(普通のぼかしより柔らかい感じがします。)

ドイツの数学者【ガウス】が由来です。画像処理に数学のガウス関数が使われています。

⇩放射状のぼかし(中心近くはぼかしの影響がほぼありません。)

②ぼかしを挿入して表示する範囲を決める
⇩ぼかしをドラッグ&ドロップでタイムライン上の動画の下に設置します。


- ⇩下記のようにエフェクトトラックが無いとぼかしが配置できません。
- その場合は右クリック⇨「トラックの追加」を選択します。
⇩トラックマネージャーが起動します。

- 今回は「エフェクトトラック」のみ追加するので①と②は0を入力。
- ③に1を入力して④は「トラック2の上」を選択。
ぼかしを表示する範囲(時間)を調整します。

⇧素材の端にカーソルを持っていくと⇦⇨に変化するのでそのままドラッグ&ドロップで簡単に調整できる。
モザイクやぼかしなどの素材も動画と同じで分割できます。


- 時間指定で調整したい場合は①の「ぼかし」を選択する。
- ②の「時計ボタン」をクリック。
- ③に時間を直接入力し④のOKで変更できる。
③ぼかしの設定をする
最後にぼかしを細かく設定します。

- ①の「ぼかし」をダブルクリックすると設定画面が開く。
- ②と③をスライドさせてぼかしの強度を調整する。
- ④はボックスと円を切替できる。
- ボックスは四角、円は〇です。
⇩割合5、マスクぼかし半径100の場合。

少し違った感じが出ます。このように色々調整してみましょう。

⇩修正を選択するとぼかしの範囲を調整できます。


- ⑥の「マスク反転」にチェックを入れるとぼかしが反転し下記のように周りにぼかしが入る。
- モザイクには無い機能ですので覚えておきましょう。
ゲームの録画やスマホアプリで撮影した画像にもモザイクやぼかしをかけたい時があります。

音声にモザイクをかけたい場合
音声にモザイクをかけたい場合があります。
PowerDirectorではオーディオエディターを使って簡単に声質を変化させることができます。

- 音声にモザイクをかけたい動画クリップ上で右クリック。
- ①の「音声の編集」から②「オーディオエディター」を選択。
ピッチシフトを調整します。

- ①の「ピッチシフト」を選択し②で声質をスライダーして調整。
- ③の「適用」を選択後④で確定させます。
声質を上げるとテレビで見るようなプライバシーがかった声になります。

【まとめ】PowerDirectorでモザイクやぼかしを動画の一部に入れる・追従させる方法3選
以上、PowerDirectorでモザイクやぼかしを動画の一部に入れる・追従させる方法3選を解説しました。
再度確認です。
- PowerDirectorではモザイクやぼかしを動画の一部に入れる・追従させる機能がある。
- PowerDirectorでは同じ画面で複数のモザイクやぼかしを入れる機能がある。
- ぼかしには反転機能がある。
動画にぼかしやモザイクを入れなければならない状況は今後更に多くなると予想されます。
PowerDirectorでモザイクやぼかしを動画の一部に入れる・追従させる方法をマスターして快適な動画編集ライフを送りましょう。
⇩動画編集の副業で月10万円を目指す方法をまとめました。多くの方が成功しています。ぜひご覧下さい。
こちらもCHECK
-
-
動画編集副業の始め方3ステップ【初案件獲得までのロードマップ】
動画編集の副業を始めたいあなたへ。当記事では副業で動画編集を始める方法を紹介しています。記事の内容を見ていただくだけで月5万円~10万円の副業収入が実現できるステップが分かりますよ。どうぞご覧下さい。
続きを見る
\ よかったらシェアしてね/