PowerDirectorのライセンス数について教えてください。
永久ライセンスは複数のパソコンで使えるでしょうか?
このような声にお応えして参考となる記事をご用意しました。
こちらの記事ではサイバーリンクの動画編集ソフト「PowerDirector」のライセンス数について解説します。
記事の内容を見ていただくだけでライセンス数についての理解が深まり、スムーズに動画編集ができますよ。
私はパソコン歴25年以上+動画編集歴10年以上。
これまでに30種類以上の動画編集ソフトや動画変換ソフトを使ってきました。
PowerDirectorは初心者に使いやすい動画編集ソフトなので、ライセンスに関する考え方も柔軟かつシンプルです。
しかし、イマイチ分かりにくい部分もあるのでぜひ参考にしてくださいね。
※Windows10もWindows11でも考え方は同じです。
私は2013年に発売されたPowerDirector13から使っています。
昔に比べて随分と使いやすくなりました。
この記事で分かること
- PowerDirectorのライセンスの考え方
- PowerDirectorは複数台のPCで使えるか?
- 2台目のパソコンにライセンスを移行する方法 など
ライセンスの考え方は、メーカーによって少し違いがあるようです。
PowerDirectorの超基本テクニックをPDFファイル25ページにまとめました。
PowerDirector完全初心者が一つの動画を完成させるまでの流れを解説しています。
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PowerDirectorの永久ライセンスは複数台のPCでは使えない
製品名 | 購入場所 | 買い切り or サブスク | インストールして 使えるPCの台数 | 定価 |
---|---|---|---|---|
Standard | アマゾン | 買い切り | 1台 | 約6,000円 |
Ultra | 公式サイト | 買い切り | 1台 | 12,980円 |
Ultimate | 公式サイト | 買い切り | 1台 | 16,980円 |
Ultimate Suite | 公式サイト | 買い切り | 1台 | 20,980円 |
Power Director 365 | 公式サイト | サブスク | 制限なし | 年間 8,480円 |
Director Suite 365 | 公式サイト | サブスク | 制限なし | 年間 15,980円 |
PowerDirectorの永久ライセンスは基本的に1台のPCでしか使えません。
ただし、
- PowerDirector365
- DirectorSuite365
のサブスク版に限り複数台のPCで使えるようになっています。
サブスク版のユーザーは色々な面で優遇されています。
これから購入される方はサブスク版がおすすめです。
⇩PowerDirectorの各製品の比較は下記の記事で詳しく解説しています。
PowerDirectorの違いを徹底比較!購入するならどれがいい?
PowerDirectorのソフトウェアライセンスについて
WindowsやOfficeをはじめとする「ソフトウェア」は膨大な時間と労力をかけて開発された「知的財産」です。
- プログラマー
- 多数の開発者
- メーカー
など、たくさんの人が知識や技術を駆使し、生み出されたものです。
この知的財産であるソフトウェアは、書籍や音楽、映画などと同じ様に、著作権法等によって守られています。
CyberLinkも含めたソフトウェアメーカーは以下の項目などをライセンス規約に定めています。
私たち利用者はPowerDirectorを購入する際に、このライセンス規約に同意しないと購入ができません。
- PowerDirectorのインストール先
- PowerDirectorをインストールできるPCの台数
- PowerDirectorの使用者
- PowerDirectorの使用範囲
- PowerDirectorの使用方法
- PowerDirectorの使用期限
* ソフトウェア ライセンスおよび限定的保証
本契約書をお読みになり、記載された条項に承諾される場合は、導入画面中に表示される本契約の同意を求める画面で「はい」をクリック してください。記載された条項に承諾いただけない場合は、インストール作業を中止し、本ソフトウェアの利用を中止するとともに、本ソ フトウェアをコンピュータ上から削除してください。
CyberLink
⇧PowerDirectorの規約の場合(2021年10月21日現在)
ライセンス規約に同意しないとソフトウェアを購入できません。
当たり前ですが、無料体験版の場合はライセンスがもらえません。
PowerDirectorのソフトウェアライセンス数について規約で確認
* ライセンスの許諾および保証規定
基本的なライセンスの条件、およびお持ちのライセンスに含まれる条項に基づいて許諾される保証規定は、以下に記載するとおりです。
サイバーリンクは本ソフトウェアの非独占的な権利をお客様に対して許諾し、これによりお客様は、 PowerDirector ソフトウェアをご購入いただいたライセンス数に準じた台数のコンピュータへインストールし、本契約記載の条項に従って本ソフトウェアを利用することができるものとします。(後略)
ソフトウェアのご購入や CyberLink の正規代理店については、CyberLink の公式ホームページでこちら[http://www.cyberlink.com/stat/regional-stores/enu/index.jsp] をご覧ください。
CyberLink
⇧CyberLinkのライセンス規約(2021年10月21日現在)
PowerDirectorのソフトウェアライセンス数について規約で確認しました。
これによると、「購入いただいたライセンス数に準じた台数をパソコンへインストールできる」と記載があります。
つまり、購入したPowerDirector1個に付き1つのライセンスが割り当てられ、1台のパソコンにインストールできるという意味になります。
PC2台にインストールして使いたい場合は、基本的にPowerDirectorを2個買う必要があります。
ライセンス規約まとめ
①PowerDirector1つに付き1つのライセンスが付与される
②1つのライセンスでインストールできるパソコンは1台のみ
PowerDirectorのライセンス数についてカスタマーサポートに確認してみた
規約だけでは不安なので直接カスタマーサポートに電話で確認しました。(2024年3月1日現在)
実際のやり取りを紹介します。
PowerDirectorのライセンス数について教えてください。
この度はご利用いただきありがとうございます。
PowerDirector1つの購入につき1つのライセンスが付与されます。
ありがとうございます。
1ライセンスで利用できるPCは1台でしょうか?
買い切り版の場合は1ライセンスにつき1台のパソコンにインストールしていただけます。
サブスクリプション版は1ライセンスで複数台のパソコンにインストールしていただけます。
ありがとうございます。
買い切り版を今使っているパソコンとは別のパソコンにインストールして使いたい場合はどうすればよろしいでしょうか?
買い切り版の場合は1ライセンスにつき1台のパソコンと決まっていますので、現在インストールしているパソコンからPowerDirectorをアンインストールの上、別のパソコンにインストールをお願いいたします。
ありがとうございます。
サブスク版は同時に起動できますか?
サブスクリプション版は複数台のパソコンにインストールはできますが、ログインや起動は同時にできません。
以上がカスタマーサポートとのやり取りです。
サブスク版は複数台のパソコンにインストールしてもOKとの回答をいただきました。
おそらくサブスク版に優位性を持たせることで、買い切り版よりサブスク版をできるだけ販売したいという企業の意図があるのではないかと考えられます。
⇩メールでも問い合わせましたので記載しておきます。
⇧基本的に1ライセンス1PCですがサブスク版は複数台インストール可能です。
同時起動や同時ログインしなければ複数台にインストールしても問題ありません。
この記事で分かること
- PowerDirectorの買い切り版については1ライセンスで1台のPCにインストールできる
- PowerDirectorのサブスク版については1ライセンスで複数台のPCにインストールできる
- 買い切り版は1ライセンスで複数のパソコンにはインストールできない
- サブスク版は複数台インストールできるが同時ログインや同時起動は不可
- 買い切り版を現在使っているパソコンとは別のパソコンで使いたい場合は、現在のパソコンでPowerDirectorをアンインストールして別のパソコンでインストールする
- 会社などで同時に複数のPCで動画編集するならPC台数分のライセンスが必要
買い切り版もパソコンによっては複数台インストールできてしまう場合もありますが、規約違反になるので注意して下さいとサポートの方に言われました。
PowerDirectorの買い切り版(永久)とサブスク版(1年)のライセンス数の違い
販売形式 | 買い切り版 | サブスク版 |
---|---|---|
機能 | 基本的に 購入時点の 機能のみ | 毎年 アップデート される |
費用 | 基本的に 購入時のみ | 毎年一定の 費用が発生 |
対応PC | Windows のみ | Windows Mac 両対応 |
インストール できる PCの台数 | 1台 | 2台以上 |
インストール時 ライセンスキー 入力 | 必須 | 不要 |
shutterstock 素材 ダウンロード | 無し | 有り |
Getty images 素材 ダウンロード | 無し | 有り |
優先的な サポート | 無し | 有り |
クラウドに 保存 | 最初の 1年のみ | 永久 |
インストール時 ライセンスキー 必要か? | 必須 | 不要 |
前述の規約とカスタマーサポートの回答をまとめると買い切り版とサブスク版のライセンスの違いは以上の通りです。
サブスク版のライセンスキーはCyberLinkのアカウントに紐づいているのでインストール時に入力は不要です。
サブスク版は極端な話、10台のパソコンにもインストールできます。
PowerDirectorを複数台にインストールする方法
PowerDirectorを別のパソコンなど、複数台のPCにインストールする方法をまとめました。
買い切り版とサブスク版に分けて解説します。
- 買い切り版の場合(複数台にインストール不可)
- ①現在使っているパソコンからPowerDirectorをアンインストールすることでライセンスが削除される
②別のパソコンでPowerDirectorをインストールしてライセンス認証(購入時のライセンスキーが必要)
買い切り版は複数台にインストールできないので、別のパソコンで使用したい時は上記の方法になります。
- サブスクリプション版の場合(複数台にインストール可)
- 別のパソコンでCyberLinkの公式サイトからサインインしてインストール
サブスク版はインストールできる台数に限りが無いのでアンインストールは不要です。
PowerDirector365などのサブスク版に関しては、1ライセンスあたりのPCの台数には決まりが無いので複数のパソコンで使えます。
なのでサブスク版はパソコンを買い替えても、古いパソコンからアンインストールする必要はありません。
サブスク版はかなり優遇されています。
PowerDirectorのライセンス移行方法を5ステップで解説
PowerDirectorをライセンス移行する5ステップは以下の通りです。
- PowerDirectorのライセンスキーを確認(サブスク版はCyberLinkのアカウント)
- 現在のパソコンでPowerDirectorのデータを保存する
- 現在のパソコンでPowerDirectorのライセンスを削除する(買い切り版のみ)
- 新しいパソコンでPowerDirectorのライセンスを認証する(サブスク版はCyberLinkにサインインしてダウンロード)
- 保存したデータを新しいパソコンに移行する
サブスク版の場合は③の設定が不要なので、かなり簡単です。
⇩PowerDirectorのライセンス移行方法については以下の記事で詳しく解説しています。
PowerDirectorのライセンスを別のPCに移行する5ステップ
PowerDirectorのライセンスの台数に関するQ&A
PowerDirectorのライセンスの台数についてよくある質問と解決法は以下のとおりです。
利用者の方から特に質問が多い項目を取り上げました。
以下で順番に詳しく解説します。
①PowerDirectorはPC何台まで使えますか?
製品名 | 購入場所 | 買い切り or サブスク | インストールして 使えるPCの台数 | 定価 |
---|---|---|---|---|
Standard | アマゾン | 買い切り | 1台 | 約6,000円 |
Ultra | 公式サイト | 買い切り | 1台 | 12,980円 |
Ultimate | 公式サイト | 買い切り | 1台 | 16,980円 |
Ultimate Suite | 公式サイト | 買い切り | 1台 | 20,980円 |
Power Director 365 | 公式サイト | サブスク | 制限なし | 年間 8,480円 |
Director Suite 365 | 公式サイト | サブスク | 制限なし | 年間 15,980円 |
PowerDirectorは買い切り版かサブスク版かにより、使えるPCの台数が変わります。
サブスク版のインストール台数に制限は無いですが、同時起動は禁止されています。
②PowerDirector20をインストールできるPCの台数は?
PowerDirectorは1つの購入に対して1ライセンスが付与されます。
PowerDirector20は買い切り版なので、1ライセンスで1台のPCにしかインストールできません。
なので、パソコン買い替えなどでPowerDirectorのライセンスを移行したい場合は、
- 古いパソコンでPowerDirectorをアンインストールすることでライセンスを削除
- 新しいパソコンでPowerDirectorをインストールしてライセンス認証
という流れが必要です。
実際はアンインストールしなくてもインストールできる場合もありますが、規約では1ライセンスにつき1台のPCとなっていますので気を付けましょう。
複数のパソコンにインストールして使うと規約違反になるので気を付けましょう。
なお、古いパソコンが壊れている場合は、無理にアンインストールする必要はありません。
③PowerDirectorの365ライセンス移行方法は?台数いくつまで?
PowerDirector365はサブスク版です。
サブスク版のライセンスは複数のPCで使用できるため、他のPCからライセンスを削除する必要がありません。
使いたいPCにPowerDirectorをインストールしてアカウントを認証するだけですぐに使えます。
サブスク版はCyberLinkのアカウントにプロダクトキー(ライセンスキー)が紐づいているので別途入力は不要です。
サブスク版はアカウントさえ覚えていれば再インストールは簡単です。
⇩PowerDirectorは買い切り版がおすすめか、サブスク版がおすすめかは下記のページで詳しく解説しています。
PowerDirectorは買い切りとサブスクどちらがおすすめ?
④PowerDirectorライセンスキーの確認方法は?
PowerDirectorのライセンスキーは購入時のメールで確認できます。
メールが見当たらない方はCyberLinkの公式アカウントにログインすることで確認できます。
⇧CyberLinkの公式サイトに移動したら①②の順に選択しましょう。
ログインしていない場合は「サインイン」からメールアドレスとパスワードでログインします。
アカウント画面が表示されます。
⇧左側の「製品登録」を選択。
ライセンスキーは買い切り版のみの概念です。
サブスク版にはライセンスキーというものは無く、アカウントに製品が結びついているためログインするだけで使える仕様になっています。
PowerDirectorのライセンスキーを確認します。
⇧製品名の下にライセンスキー(プロダクトキー)が表示される。
製品登録されていないと表示されない場合もあります。
その時は公式サポートに問い合わせましょう。
⑤PowerDirectorのアカウントは共有できる?
PowerDirectorのアカウントは共有可能です。
例えば父と子で同じアカウントを使っても問題ありません。
ただし、2人同時に起動して使うことはできないので気を付けましょう。
⑥スマホ版PowerDirectorのデータを引継ぎするには?
スマホ版PowerDirectorで作成した「プロジェクトファイル」はスマホを買い替えても引継ぎが可能です。
スマホ版PowerDirectorを起動してプロジェクトファイルをバックアップしましょう。
- 旧スマホでプロジェクトファイルをバックアップ
- 新スマホでプロジェクトファイルをダウンロード
グーグルアカウントを経由することでデータの移行が可能になります。
MP4に出力した動画はスマホ買い替えの際にコピーすることで移動できます。
⑦PowerDirectorのライセンスを購入するには?
PowerDirectorを購入することで自動的にライセンスが付与されます。
PowerDirector製品1台の購入で1つのライセンスが与えられます。
- 買い切り版は1つのライセンスで1台のPCにインストールして使える
- サブスク版は1つのライセンスで2台以上のPCにインストールして使える
という仕組みになっています。
PowerDirectorは複数台で使える動画編集ソフト
⇧出典:CyberLink
会社名 | CyberLink |
本社 | 台湾(新北市) |
創業 | 1996年 |
創設者 | Jau Huang |
日本支社 | 東京都港区芝大門1-16-3 |
動作環境(Windows) | Windows11(64ビットのみ) Windows11 |
動作環境(Mac) | Mac OSX10.14以降 |
サポート 対応 | 電話 メール |
公式サイト | 公式で確認 |
レビュー記事 | 詳細を確認 |
PowerDirectorは8年連続国内販売シェアNo.1の動画編集ソフトです。
なぜなら
- 編集画面がシンプルで見やすい
- 機能がどこにあるか分かりやすい
- ソフトの動作が軽いのでパソコンを買い替えなくても使える場合が多い
- 通常のメールサポートだけでなく優先メールサポートや電話でのサポートも可能
- 30日間全額返金保証付きなので安心して購入できる
などのメリットがあり、初心者に使いやすいと評判が良いからです。
Cyber Linkという台湾のメーカーが2001年から発売しているため歴史も長く安心して使えます。
このように、PowerDirectorは大人気の動画編集ソフトです。
私は2013年に発売されたPowerDirector13から使っています。
昔に比べて随分と使いやすくなりました。
PowerDirectorのライセンスの数について理解しよう
以上、PowerDirectorのライセンス数について解説しました。再度確認です。
- PowerDirectorを購入すると1製品に対して1つのライセンスがもらえる
- PowerDirectorの買い切り版は1ライセンスに対して1台のPCで使える
- PowerDirectorのサブスク版は1ライセンスに対して複数台のPCで使える
- 買い切り版は古いパソコンからアンインストールしないと新しいパソコンにインストールできない
- サブスク版は古いパソコンからアンインストールしなくても新しいパソコンにインストールできる
- 買い切り版はライセンスキーを紛失するとインストールできない
- サブスク版のライセンスキーはアカウント情報に結びついているので認証しなく
早速、PowerDirectorのライセンスを取得して動画編集を始めましょう。
⇩動画編集やPowerDirectorが全く初めての方向けに動画を1本書き出すまでの流れを解説した本をご用意しています。
⇩PowerDirectorにある程度慣れた方向けに、ほぼ全ての使い方を網羅した解説本もご用意しています。
⇩私が実際に編集した動画を見本にYouTube動画編集の流れを解説しています。
⇩PowerDirectorの本については以下のホーム画面で詳しく解説していますのでご覧下さい。
↓PowerDirectorのマニュアル索引(さくいん)一覧を作成しました。
あいうえお順に分けていますので、使い方を探す手間が省けます。
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動画編集ソフト【PowerDirector】で1つの動画を完成させるまでを解説しています。 続きを見る
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